第18番札所:恩山寺の概要
名称 | 母養山 宝樹院 恩山寺 |
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名称読み | ぼようざん ほうじゅいん おんざんじ |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 薬師如来 |
開基 | 行基菩薩 |
創建 | 天平年間(729〜749) |
真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
恩山寺は小松島市の山の中にあるお寺で、徳島市内を抜けると県南部へと近づいて阿波の札所もいよいよ終盤にさしかかります。
国道55号線からそれほど離れていないので、アクセスはそこまで不便ではありません。
恩山寺は弘法大師の母君にゆかりがあるお寺で、山号や寺号はお大師さんがつけたものといわれています。
大師堂に寄り添うように御母公堂があるのが特徴です。
また、全国でここでしか手に入らない摺袈裟という珍しいお守りを頒布していることでも有名です。
恩山寺は聖武天皇の勅願によって行基菩薩が天平年間(729年~749年)に開基、当初は大日山福生院密厳寺と号して、女人禁制のお寺でした。
弘仁5年(814年)に弘法大師がこの地で修行をしていたとき、讃岐・善通寺から母の玉依御前(たまよりごぜん)が訪ねてきましたが女人禁制のため会うことができず、弘法大師は母君のために女人禁制を解く17日間の修法を行ったといわれています。
母君はここで髪を切って出家し、剃髪した髪をお寺に奉納しました。
そのとき、弘法大師は現在大師堂の御本尊となっている自像を彫り、我が願いは末世薄福の衆生の難厄を除かんと誓われました。
天正年間(1573年~1592年)には長宗我部元親による兵火で伽藍が焼失しています。
正式には母養山宝樹院恩山寺といい、高野山真言宗のお寺です。
本堂には、ここだけでしか授与されていない最強のお守り摺袈裟があります。
摺袈裟とは仏を表す梵字や仏の功徳を説いた言葉、陀羅尼を刷ったもので、袈裟曼荼羅とも呼ばれるものです。
現在のものは印刷ですが、お寺には江戸時代の版木が残っているそうで古くから授与されていたようです。
お守りは願いごとが叶ったときや一年ごとに交換するなど、だいたい有効期限があるものですが摺袈裟は授与されたものを一生使える優れものになっています。
第18番札所:恩山寺のアクセス
住所 | 〒773-0008 徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40 |
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電話 | 0885-33-1218 |
駐車場 | 普通20台・無料 |
宿坊 | 無し |
公式サイト | - |
恩山寺へ参拝してきました
恩山寺の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。
恩山寺の入り口
恩山寺の駐車場
恩山寺の駐車場です。
駐車場にトイレがあります。恩山寺の手水場
恩山寺の手水場です。
恩山寺の鐘
恩山寺の鐘です。
恩山寺の本堂
恩山寺の本堂です。
恩山寺の大師堂
恩山寺の大師堂です。
恩山寺の納経所
恩山寺の納経所です。
水子地蔵
恩山寺の水子地蔵です。
恩山寺の御朱印
恩山寺の御朱印です。
2014年11月6日に訪れた時の情報です