徳島県の霊場

第17番札所・井戸寺

2023年7月17日

第17番札所・井戸寺

第17番札所・井戸寺の本堂

第17番札所:井戸寺の概要

名称 瑠璃山 真福院 井戸寺
名称読み るりざん しんぷくいん いどじ
宗派 真言宗善通寺派
本尊 七仏薬師如来
開基 天武天皇
創建 白鳳2年(673)
真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

井戸寺は徳島市内にある最後の札所であり、井戸寺という寺号のとおり、境内には弘法大師が掘ったという面影の井戸があったり、井戸に映った自分の姿を彫った日限大師像もあります。

"面影の井戸に姿が映らなければ3年以内に厄災がある"といわれています。

面影の井戸以外にも、全国的にも珍しい御本尊・七仏薬師如来像が本堂で拝顔できるなど、井戸寺には見どころも多くあります。

井戸寺は白鳳2年(673年)に天武天皇の勅願道場として創建されました。

8町(1町は109メートル)四方の広大な敷地に七堂伽藍、末寺12坊を持つ大寺院で、当時は妙照寺という寺号でした。

弘仁6年(815年)に弘法大師がこの地を訪れ、十一面観世音菩薩像を刻んで安置しています。

そのとき、民衆が水不足や濁り水に悩んでいると聞き、錫杖で一夜にして井戸を掘ったという言い伝えがあります。

この言い伝えから、寺号を井戸寺に、地名も井戸村としました。

現在でも、このあたりは国府町井戸という地名です。

貞治元年(1362年)には細川頼之の兵火で堂宇が全焼、再建されましたが天正10年(1582年)には長宗我部元親による兵火でまたも全焼、慶長年間(1596年~1615年)に徳島藩主・蜂須賀氏によって再興が始まり、万治4年(1661年)にようやく本堂が再建されました。

正式には瑠璃山真福院井戸寺といい、真言宗善通寺派のお寺です。

寺の御本尊は七仏薬師如来であり、薬師瑠璃光如来を中心に六仏の姿がありますが、すべて薬師如来が民衆を救うために姿を変えたものです。

七仏薬師如来は聖徳太子作と伝わり、全国的にもとても珍しい御本尊になっています。

第17番札所:井戸寺のアクセス

住所 〒779-3118 徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80-1
電話 088-642-1324
駐車場 普通30台
宿坊 無し
公式サイト -

井戸寺へ参拝してきました

入り口

井戸寺の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。

井戸寺の駐車場

駐車場

井戸寺の駐車場です。

井戸寺の山門

山門

井戸寺の山門です。

山門の両脇にある仁王像は四国最大級です。必見!

井戸寺の手水場

手水場

井戸寺の手水場です。

井戸寺の鐘

鐘

井戸寺の鐘です。

井戸寺の本堂

本堂

井戸寺の本堂です。

井戸寺の大師堂

大師堂

井戸寺の大師堂です。

井戸寺の納経所

納経所

井戸寺の納経所です。

日限大師(ひかぎりだいし)

日限大師(ひかぎりだいし)

井戸寺の日限大師(ひかぎりだいし)です。

日限大師(ひかぎりだいし)

井戸寺の井戸

井戸寺の井戸

井戸寺の井戸寺の井戸です。

井戸寺の井戸
井戸寺の井戸

十一面観音を祀る大悲殿

十一面観音を祀る大悲殿

井戸寺の十一面観音を祀る大悲殿です。

2014年11月6日に訪れた時の情報です

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