高知県の霊場

第37番札所・岩本寺

2023年8月7日

第37番札所・岩本寺

第37番札所・岩本寺の本堂

第37番札所:岩本寺の概要

名称 藤井山 五智院 岩本寺
名称読み ふじいさん ごちいん いわもとじ
宗派 真言宗智山派
本尊 不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩
開基 行基菩薩(寺伝)
創建 天平年間(729~749)(寺伝)
真言 不動明王: なうまく さんまんだばざらだん せんだまかろしゃだ そはたや うん たらた かんまん 観世音菩薩: おん あろりきゃ そわか 阿弥陀如来: おん あみりたていぜい から うん 薬師如来: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 地蔵菩薩: おん かかか びさんまえい そわか

岩本寺は高知県西部の高岡郡四万十町にあります。

ひとつ前の札所・36番青龍寺から約60km、次の札所38番金剛福寺まで約80kmと札所間の距離が気が遠くなるほど長いです。

しかし、苦労の末たどりつく価値があるほど見どころがたくさんあるお寺です。

岩本寺の創建は天平年間で、1300年の歴史があるお寺です。

現在の形に落ち着くまでは二転三転、紆余曲折あり、行基が七難即滅・七福即生を祈念して開創した仁井田七福(七福寺)が始まりといわれており、弘法大師が五社・五寺を増築して福円満寺になりました。

天正年間の兵火で焼失、再興し江戸時代中期、衰退した福円満寺から岩本坊(岩本寺の前身、当時は宿坊)へ別当が移りました。

明治初期、五仏と札所が八幡浜の吉蔵寺へ移り、明治22年(1889年)、岩本寺が復興という道をたどっています。

ちなみに、行基が祈念した七難即滅・七福即生とはという意味ともいわれています。

正式には藤井山五智院岩本寺といい、真言宗智山派のお寺です。

また。

岩本寺には弘法大師にまつわる七不思議があります。

子安桜…桜の木の下で難産に苦しむ女性を見つけ、お大師さんが手水場のひしゃくの底を抜いて加持祈祷しました。

三度栗…子供が栗の木に手が届かず泣いているのを見て、うない児の とる栗三度実れかし 木も小さく いがもささずにと詠むと木が小さくなり、1年に3回実をつけるようになりました。

口無し蛭…田植えのたびに人々の血を吸う蛭の口をお大師さんが封じたため、岩本寺裏の湿地の蛭は口がありません。

桜貝…桜が散った頃に桜の木を見に現れたお大師さんのために、岩本寺近くの浜の貝が桜色に変わりお大師さんを慰めました。

筆草…お大師さまが使い古した筆を埋めると筆にそっくりの草が生えるようになりました。

戸たてずの庄屋…盗難で困っていた庄屋のためにお大師さんが盗難除けの祈祷をすると、庄屋の家は戸を閉めなくても盗人が入らなくなりました。

尻無し貝…お大師さんが川を渡るときに貝が足に刺さり、他の人々がケガをしないよう巻貝の尖った部分を取り除きました。

第37番札所:岩本寺のアクセス

住所 〒786-0004 高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
電話 088-022-0376
駐車場 普通20台
宿坊 有り
公式サイト -

岩本寺へ参拝してきました

入り口

岩本寺の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。

岩本寺の入り口

入り口

岩本寺の駐車場

駐車場

岩本寺の駐車場です。

岩本寺の山門

山門

岩本寺の山門です。

山門
山門

岩本寺の手水場

手水場

岩本寺の手水場です。

岩本寺の鐘

鐘

岩本寺の鐘です。

岩本寺の本堂

本堂

岩本寺の本堂です。

岩本寺の大師堂

大師堂

岩本寺の大師堂です。

岩本寺の納経所

納経所

岩本寺の納経所です。

岩本寺の宿坊

宿坊

岩本寺の宿坊です。

宿坊
宿坊

円堂

円堂

岩本寺の円堂です。

清流殿

清流殿

岩本寺の清流殿です。

岩本寺の御朱印

御朱印

岩本寺の御朱印です。

2014年11月9日に訪れた時の情報です

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