第55番札所:南光坊の概要
名称 | 別宮山 金剛院 南光坊 |
---|---|
名称読み | べっくざん こんごういん なんこうぼう |
宗派 | 真言宗御室派 |
本尊 | 大通智勝如来 |
開基 | 行基菩薩 |
創建 | 大宝3年(703) |
真言 | なむ だいつうちしょう ぶつ |
南光坊は、正式には光明寺金剛院南光坊といいます。四国霊場のうち坊がつく寺院はこの南光坊だけであり、今治市の中心街にあるが起源は古く、航海の神、総鎮守・伊予一の宮の大山祇神社と深くかかわる歴史を有することで知られています。
推古天皇御代二年甲寅(594)に勅により大三島に造立され、その後越智玉澄公が文武天皇の勅を奉じて、大宝三年(703)風波のため祭祀がおろそかになるのを憂いて当地に勧請し、日本総鎮守三島の地御前と称して奉祭しました。
弘法大師は四国巡錫の時別館参拝し、坊で御法楽をあげられて四国霊場第五十五番札所と定めました。
のち、伊予全土におよんだ天正の兵火により、社殿・伽藍はことごとく焼失したが、南光坊だけが別宮の別当寺として再興されました。
慶長5年(1600)には藤堂高虎公の祈願所として薬師堂を再建、また江戸時代には藩主・久松公も祈祷所にして信仰し、祭祀料を奉納しています。
さらに時代がさがり、明治初年の廃仏毀釈では本地仏として社殿に奉安していた大通智勝如来と脇侍の弥勒菩薩像、観音菩薩像を南光坊薬師堂に遷座し、別宮大山祇神社と明確に分離しました。
太平洋戦争最末期の昭和20年8月、空襲により大師堂と金比羅堂を残して罹災しましたが、現在の本堂は昭和56年秋、薬師堂は平成3年春に、山門は同10年に再建されています。
見どころとして、大通智勝如来・川村驥山の菅笠・金比羅堂(讃岐の金比羅宮から勧請している金比羅大権現を祀る堂)があります。
第55番札所:南光坊のアクセス
住所 | 〒794-0026 愛媛県今治市別宮町3丁目1番地 |
---|---|
電話 | 0898-22-2916 |
駐車場 | あり(無料) |
宿坊 | 無し |
公式サイト | - |
南光坊へ参拝してきました
南光坊の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。
南光坊の入り口
南光坊の駐車場
南光坊の駐車場です。
南光坊の山門
南光坊の山門です。
南光坊の手水場
南光坊の手水場です。
南光坊の本堂
南光坊の本堂です。
南光坊の大師堂
南光坊の大師堂です。
南光坊の納経所
南光坊の納経所です。
薬師堂
南光坊の薬師堂です。
金毘羅堂
南光坊の金毘羅堂です。
南光坊の御朱印
南光坊の御朱印です。
2014年11月11日に訪れた時の情報です