第20番札所:鶴林寺の概要
名称 | 霊鷲山 宝珠院 鶴林寺 |
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名称読み | りゅうじゅざん ほうじゅいん かくりんじ |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 地蔵菩薩(伝弘法大師作) |
開基 | 弘法大師 |
創建 | 延暦17年(798) |
真言 | おん かかかび さんまえい そわか |
鶴林寺は勝浦町の山の中にあり、阿波の遍路転がしで、一に焼山、二にお鶴、三に太龍といわれる、お鶴が来ました。
ちなみに太龍は21番札所太龍寺なので、遍路転がし続きとなります。
長宗我部元親ですら焼くのを諦めるほどの険しい山の中にあり、釈迦が説法をしたインドの霊山である霊鷲山と雰囲気が似ているので同じ山号がつけられたという、四国霊場でも屈指の聖地です。
鶴林寺は延暦17年(798年)に桓武天皇の勅願によって弘法大師が開基したと伝わっています。
桓武天皇以降も平城、嵯峨、淳和の三代にわたって天皇が帰依し、源頼朝、義経や阿波の大名・三好長治、徳島藩主・蜂須賀家からも信仰されました。
鶴林寺は標高約520メートルある鶴林寺山のほぼ頂上、標高495メートルに位置していて、四国霊場で7番目に高い位置にあります。
天正の兵火で徳島の寺を焼いて回った長宗我部元親でさえ、山の上すぎてあきらめたほどの立地です。
正式には霊鷲山宝珠院鶴林寺といい、高野山真言宗のお寺です。
寺の御本尊は地蔵菩薩で、国の重要文化財にも指定されています。
山で修行をしていた弘法大師がつがいの鶴が守る小さな黄金の地蔵菩薩像を見つけ、霊木に地蔵菩薩像を刻んで胎内に納めて御本尊としました。
この御本尊は、矢負い地蔵とも呼ばれており、昔ある猟師が矢で射った猪が走り去り、血のあとをたどって行くと鶴林寺の本堂にたどりつき、御本尊に矢がささって血を流していたという伝説があります。
猟師は殺生を後悔して門前で自害したといわれ、鶴林寺の参道には猟師塚と呼ばれる猟師の墓が残っています。
第20番札所:鶴林寺のアクセス
住所 | 〒771-4303 徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾14 |
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電話 | 0885-42-3020 |
駐車場 | あり・志納金制 |
宿坊 | 無し |
公式サイト | - |
鶴林寺へ参拝してきました
鶴林寺の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。
鶴林寺の駐車場
鶴林寺の駐車場です。
鶴林寺の山門
鶴林寺の山門です。
鶴林寺の手水場
鶴林寺の手水場です。
鶴林寺の本堂
鶴林寺の本堂です。
本堂までは長い51段の階段があります。鶴林寺の大師堂
鶴林寺の大師堂です。
鶴林寺の納経所
鶴林寺の納経所です。
交通安全のステッカー
鶴林寺の交通安全のステッカーです。
納経所で駐車料金を支払うとこちらの鶴林寺交通安全ステッカーをいただけます。
鶴林寺の御朱印
鶴林寺の御朱印です。
2014年11月7日に訪れた時の情報です