第15番札所・国分寺

第15番札所：国分寺の概要

国分寺は聖武天皇の勅願で全国に作られた国分寺のひとつで、正式には阿波国分寺と呼ばれています。

四国霊場では四国四県にある国分寺がそれぞれ札所となっています。

かつては二町四方の寺領を持つ大きなお寺でしたが、現在の阿波国分寺の境内はこぢんまりとしてコンパクトです。

ですが、国の名勝に指定されている庭園があったり、四国霊場では唯一の烏枢沙摩明王をお祀りしたお堂もありますので見どころもたくさんあります。

国分寺は天平13年（741年）に作られ、行基菩薩が薬師如来像を刻んで本尊とし開創したと伝わっています。

現在はコンパクトなお寺ですが、かつては七重塔がある広大なお寺で、国分寺を中心に二町四方の寺領があったといわれています。

天正年間（1573年～1592年）には長宗我部元親による兵火で焼失し、その後長らく荒廃したままでしたが寛保元年（1741年）に徳島藩主・蜂須賀氏によって復興されました。

境内全体が徳島県の史跡となっています。

正式には薬王山金色院国分寺といい、曹洞宗のお寺です。

聖武天皇が国分寺に納めたのは釈迦如来であり、全国の国分寺では釈迦如来を御本尊としているお寺が多いなか、阿波国分寺では薬師如来が御本尊です。

国分寺は歴史あるお寺にしては質素な山門になっており門側には塀などがなく、わりと開放感がある境内入り口です。

一方、大きく聖武天皇勅願所と書かれた圧倒的な存在感の石碑もお出迎えしてくれます。

敷地内には立派な庭園があり、国の名勝にも指定されています。

国分寺の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。

国分寺の駐車場です。

国分寺の山門です。

国分寺の鐘です。

国分寺の本堂です。

国分寺の大師堂です。

国分寺の納経所です。

国分寺の御朱印です。

2014年11月6日に訪れた時の情報です