今どきの一戸建て住宅設備は?
一戸建て住宅の設備は、日々進化をしています。注文住宅を購入するなら、入居後の毎日を快適で安全にする住宅設備についても、あわせて検討してみるのがおすすめです。キーワードになるのはネット通販と家電を含めた省エネ・防犯性能の3つです。備えておくとマイホームでの生活が、より快適で安全になる細心の住宅設備をピックアップして御紹介します。
まず新しい生活様式の定着で、ネット通販が急増しています。このとき問題になるのは、昼間不在だったときの再配達を巡る手間です。配送スタッフの人材不足のなかで、再配送は収益を圧迫しています。消費者側にとっても、あまり相対したくないという事情もあります。そんな中で急速に普及しているのが、宅配BOXです。不在のときでも配送物を受け取ることが可能で、マンションでは普及していました。ここ数年のネット通販需要急増を受けて一戸建て住宅でも装備できる宅配BOXが登場しています。今後の一戸建て住宅では、ますます省エネや環境負荷の小さい点が重視されるようになります。太陽光パネルを設置して太陽光発電設備を装備するのは当然の流れで、今後はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及に重点が置かれます。ZEHは太陽光パネルによる発電に加えて、家庭用燃料電池を併用することもあります。さらにこれらのエネルギーを管理して、エアコンなどの家電の省エネや節電に役立てるのが、HEMS(ヘムス)。スマートハウスの中心機器として、家電の使用状況をリアルタイムにモニターに表示し、各家電を自動制御できる機能などが実装されることもあります。今後は電気自動車用コンセントなども普及していくものとみられます。
一戸建て住宅では防犯性能を高めることも大事です。防犯性能をアップさせる住宅設備には、キーレスドアやカメラ付きインターホンなどが代表的です。キーレスドアは自動車の一部ではおなじみですが、お住まいの玄関などでも装備できるタイプが登場しています。サムターン回しなどの空き巣被害を防げるのと簡単に開錠・施錠できるのがメリットです。カメラ付きインターホンと組みあわせることでより防犯性能を充実させることが叶います。
一戸建て住宅ではガーデニングのための住宅設備も必要です。散水栓は水の散布のために必須の住宅設備ですが、むき出しではイタズラの格好の標的になることもあります。イタズラ防止のためにおすすめなのが散水栓ボックス。かぎ付きのタイプでは、散水栓を自然にかくすことができるので違和感もありません。