徳島県の霊場

第1番札所・霊山寺

2023年7月1日

霊山寺

霊山寺

第1番札所:霊山寺の概要

名称 竺和山 一乗院 霊山寺
名称読み じくわざん いちじょういん りょうぜんじ
宗派 高野山真言宗
本尊 釈迦如来
開基 行基菩薩
創建 天平年間(729〜749)
真言 のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

霊山寺は、お遍路の第1番札所にあたり約1300年前に聖武天皇の勅願で行基が開いた古刹です。

お遍路とは、真言宗の開祖・弘法大師が42歳のときに、自身と人々の災いを除くために歩いた道を仏道修行の道場として札所としたものが始まりとされています。

すべての寺を巡ると八十八の煩悩が除かれ、八十八のご利益・功徳が得られるといわれています。

一度に全て巡る必要はないため、どんな方でも気軽に始めれることから人気を集めています。

風格ある仁王門をくぐって境内に入ると、まず見えてくるのが放生池です。

池には錦鯉が優雅に泳ぎ、その上には情緒ある石橋が架かっています。

仁王門に向かって右手には、弘法大師を祀っている大師堂、奥には釈迦如来を祀っている本堂があり、本堂のあとに大師堂へお参りするのがスタンダードな参拝方法です。

境内には、ほかにもさまざまな見どころがあります。

仁王門を入ってすぐの所にある縁結び観音は、恋愛の縁だけでなく、仕事や健康などさまざまな縁結びにご利益があるとされており、参拝のはじめにここで心を清めるのがおすすめです。

お賽銭だけではなく、水でお清めをしながら祈ることで功徳が得られると言われています。

また、縁結び観音の横には、600年近い歴史を持つ多宝塔があり、内部には五智如来が安置されています。

内部は見ることができませんが、建物の荘厳な造りは写真映え間違いなしです。

第1番に定められたのは、弘法大師が密教の阿字五転(発心・修行・菩提・涅槃・利他)の法則に従って、四国の東北の角・鳴門市を発心点(出発点)としたためといわれています。

霊山寺の一番札所は、長い遍路の旅には、途中で困らないように、また他人に迷惑をかけないなど、万全の用意が大事であるということを意味しています。

とくに最初の札所では、こころの準備をととのえることが大切であると考えられています。

四国八十八ヶ所霊場の全行程はおよそ1460キロ、365里におよぶ。

この霊場を札所番号の順に巡拝する遍路には、ここが「発願の寺」、「同行二人」の長い旅となります。

縁起によると、聖武天皇(在位724?49)の勅願により行基菩薩が開創されました。

弘仁6年(815)、弘法大師が四国の東北から右廻りに巡教された際、この地で衆生の88の煩悩を浄化し、また衆生と自らの厄難を攘はらって、心身の救済ができる霊場を開こうと37日間の修法をされました。

その時、仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心に耳を傾けている霊感を得たことで、大師はその光景が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると感じとり、インドの霊山を和国(日本)に移す意味で「竺和山・霊山寺」と名づけられたのが由来です。

第1番札所:霊山寺のアクセス

住所 〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
電話 088-689-1111
駐車場 普通100台(無料)
宿坊 無し
公式サイト -

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霊山寺へ参拝してきました

入り口

霊山寺の入り口です。それでは中にはいって行ってみましょう。

霊山寺の入り口

入り口
入り口
霊山寺の駐車場入口は道に面していてとても入りやすくなっています。

霊山寺の駐車場

駐車場

霊山寺の駐車場です。

霊山寺の駐車場はとても広く約100台の車を停めることができます。また駐車場は無料です。

霊山寺の山門

山門

霊山寺の山門です。

霊山寺の手水場

手水場

霊山寺の手水場です。

霊山寺の鐘

鐘

霊山寺の鐘です。

霊山寺の本堂

本堂

霊山寺の本堂です。

霊山寺の大師堂

大師堂

霊山寺の大師堂です。

霊山寺の納経所

納経所

霊山寺の納経所です。

多宝塔

多宝塔

霊山寺の多宝塔です。

応永年間(1394〜1428)の建造。五智如来像が祀られている。

不動明王

不動明王

霊山寺の不動明王です。

霊山寺の御朱印

御朱印

霊山寺の御朱印です。

2014年11月3日に訪れた時の情報です

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